【まとめ】苔玉や苔テラリウムの土台、「土」の正しい選び方!

苔の育て方

一度育ててみると、その可愛さにハマり色々と手をかけてあげたくなる「」。

そんな時ふと「苔の土ってこれでいいのかな?
と思うことはありませんか?

また、イチから苔テラリウムや苔玉を作ってみよう!と思うなら一度は考える「」。
苔の土台となる土について、分かりやすくまとめてみました。

苔に根は無い、という大原則

苔には根がない

このサイトでは何度か触れていますが、苔には栄養を吸収するための「根」がありません。
そのため、用土となる土に栄養を加えても、少なくとも根から吸収することはありません。

でも、大体の苔の生えている部分には褐色の細い根のようなものがありますよね。
これは「仮根」と呼ばれるもの。

根と言っても、種子植物のそれとは違い、土台から吹き飛ばされないように張り付くという役割を担います。

見ての通り、体に比べて細い仮根は肥料などの強い刺激により、ダメージを受けやすいです。
そのため良かれと思ってあげた液肥により、仮根がダメージを受け、結果苔全体が茶色く変色してしまうこともあります。

苔は体全体で養分と水分を吸収していると言われています。
土台となる土だけを肥沃にする必要はありません。

ではどうしたらいい?苔の土

苔の土をどうするか

最近は苔ブームも手伝って、様々な苔テラリウムや苔玉の入門書が販売されるようになりました。

これらの本を見ていただければわかりますが、それぞれにおすすめの土があり、統一されていません。

ある本では「樹皮培養土」をおすすめしており、他の本では赤玉土と腐葉土と川砂のブレンドがおすすめされています。
ネットで検索しても、黒土だけでOK!というものもあれば、ピートモスと赤玉土のブレンドがベストという意見も。

何が言いたいかというと、苔の土に決まりはないということなんです。

苔の種類にもよりますが、コンクリートの隙間に生える苔(主にギンゴケ)もいます。
岩や木の根元に群生する苔、水の流れる場所に半分身を泳がせて生えているものもあります。

もし、苔を採取して育てようと思うのであれば、その苔が生えている場所と土台をよく観察してみてください。
それがその苔が最も好む環境だと考えられるからです。

苔は土が無くても育つ?

土が無くても苔は育つ

上記でも触れましたが、苔はコンクリートの隙間や樹皮、岩などでもよく自生しているのを見かけます↓
木にコロニーを作る苔

苔はかなりタフな生き物
どんなに過酷な状況でも、自分自身で適応能力を身につけようとします。

水際や、湿った湿地を特に好む苔以外であれば、基本的には「土が無くても育つ」というのが私自身の経験です。

特にギンゴケ、スナゴケ、ハイゴケの3種に至ってはむしろ土の上よりも岩やコンクリートの上を好む傾向があるように感じています。

もちろん、そもそもの育った環境に影響を受ける部分が大きいので、同じギンゴケでも柔らかな土に上にあったものをコンクリートの上に置いて、必ずしも育つかというと、そうは言い切れない部分があります。

人間だって同じことです。
お嬢様育ちで何でも思い通りに生きていた人に、ある日突然スラム街で暮らしてみて、と言われても難しいですよね。

苔もそれと同じだと考えてください。
お嬢様だって、いきなりスラム街は無理でも、少しずつならきっと慣れていきます。
苔も少しずつ環境に慣れさせてあげましょう。

土以外でおすすめな苔の土台、ベスト3!

土以外でも比較的簡単に苔を育てることができる土台をご紹介します。

ハイドロボール

ハイドロボール
出典:http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4547315745142

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一見すると砂利のようにも見えるのですが、ハイドロボールは粘土質の水成岩を1000℃以上の高温で焼いて作った「発泡煉石」。
中にある気泡は水分や空気を維持し、排水性と保水性を両方兼ね備えた優れもの。

苔テラリウムにする場合、瓶の中に入れた苔は常にカビが生えるリスクがあります。
ハイドロボールは見た目がかわいいだけではなく、土よりも微生物が発生しにくく、清潔であるためカビから苔を守る効果も期待できます。

様々な色や形状があるので、オリジナリティのある苔テラリウムを作れるのも魅力の一つですね。

流木

苔の土台「流木」

流木と苔が織りなすコントラストはまさにアート!
苔を活着させるには、苔をタコ糸や針金で木にくくります。

後は適切に光と水分を与え続けると自然に活着します。
流木もある程度水分を保持しながら、余分な水分は蒸散してくれます。

活着してしまえば、後は自然と苔がむしていくのを楽しむことができます。

苔の土台「炭」

炭はよく除湿剤や消臭剤として使われますね。
炭の表面を拡大してみると、たくさんの細かな穴が開いています。

これにより、匂いや水分を維持することができるんです。
苔この炭の機能が苔を育てるのにぴったり。

苔を炭の表面にのせてもよし、菊炭を掘って埋めてもよし。
コントラストが美しい苔アートの完成です。

【苔と土のまとめ】土よりも水と光が重要です

苔には光が必要

植物と言えば主に「土」を重要視しがちですが、苔に関しては光の量と水の与え方の方が重要かもしれません。

日陰のジメジメとした場所にあるイメージの苔ですが、全ての種がそうだとは言えません。
そして、多くの苔が適度な日差しを必要とします。

昼間は1000ルクス程度がベスト

種類により違いがあるので一概には言えませんが、基本的には1000ルクス程度の光量を日中は必要とします。
1000ルクスとは、大体40wの電球直下1mほどで感じる光です。

曇りの日なら窓際から1m離れた場所辺りが大体1,000ルクスです。
晴れの日ならレースのカーテンを引いて、約1m離れた場所。

窓の向き、壁の色などにも左右されますので概ねこの程度だと思ってください。

日差しを浴びすぎると、多くの苔の葉は白っぽく変色したり、縮れて見えたりします。
また、ツヤがなくなりややパサついた印象になる場合も。

このような場合にはもう少し室内の中央に置いてあげましょう。

また、水分を与える場合も、普段は霧吹きで十分。
鉢植えならたまに下から水が出るくらいまでたっぷりかけてあげると、カビ防止になります。

ただ、与えすぎは腐る原因になります。
何日も腰水を続けたり、加湿器の前に置いておくなどはダメージの原因になりますので注意しましょう。

お気に入りの苔を見つけたら、後は「自分色に染める」のも、また苔の楽しさ。
上記を参考にぜひオリジナリティー溢れる苔作品を作ってみてくださいね♡

【注意】苔の違法採取はしないように注意しましょう。
苔の採取は必ず地権者の許可を取った上で行ってください。
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