不気味?嫌い?本当はすごい「ジャゴケ」の採取と育て方・増やし方

ジャゴケ

大きく平べったい葉。
蛇のうろこのような模様。
ザラザラとした手触り―。(||゚Д゚)ヒィィィ!

その容姿故に長年、人から忌み嫌われてきたジャゴケ。
裏庭などジメジメと湿った場所に蔓延ることで、「気持ち悪い」と言われ続けてきました。

でも、そんな嫌われモノのジャゴケにはジャゴケ特有の素敵な特徴があるってご存知でしたか?
今日は嫌われモノのジャゴケについて詳しくまとめたいと思います。

ジャゴケを学術的に説明すると

ジャゴケの画像
生体分類はゼニゴケ目ジャゴケ科ジャゴケ属ジャゴケ。
また苔は大きく蘚類、タイ類、ツノ苔類の3つ分けられますが、ジャゴケはこのうちのタイ類に属します。

和名である「蛇苔(ジャゴケ)」は見た目が蛇のうろこのように見えることから名づけられました。

葉はおおよそ楕円形になるものが多く、その大きさは大きいものだと10㎝以上になります。
ゼニゴケと比較しても、ジャゴケの方が大型です。

雌雄異体であり、繁殖は雄は雄器托、雌は雌器托を葉状体の先端に作ります。
特徴的なのはジャゴケは無性芽を付けません。
ヒメジャゴケは無性芽をつけますが、ジャゴケは雄器托と雌器托による繁殖になります。

分布する場所

ジャゴケが分布する場所
ジャゴケは日本全土に分布します。
世界的には東アジア~北半球まで存在します。

半日陰~日陰を好み、湿った場所によく繁殖します。
山中では水の流れる水流の側や、腐植土の覆った傾斜地などでよく見られます。
強い自生力を持ち、日の当たらない民家の裏庭などでもよく育ちます。

採取方法

ジャゴケ採取の方法
葉が重なり合うように広がりますので、マットを剥がすように採取します。
乾燥を嫌うため、自生している場所の腐植土ごと採取すると傷みにくいです。

葉の裏には蜘蛛の糸を集めたような白い仮根が密に生えています↓
ジャゴケ採取の方法
出典:http://www.ice.or.jp/cnts/media/h17ken/kaiha17/h16rika/seibutu/kokes034.htm
これを無理にはがすと茶色く変色することもあります。

【注意】苔の違法採取はしないように注意しましょう。
苔の採取は必ず地権者の許可を取った上で行ってください。

育て方

直射日光の当たらない、涼しくて湿気の多い場所に移植して育てます。
平たい葉であるため、テラリウム化するにはやや場所を取るため、工夫が必要です。

こまめに水分を与え、葉がテカテカとツヤがある状態が元気なしるしです。

土台は排水性と保水性を兼ね備えたピートモスと赤玉土の混合がおすすめです。(7:3程度)
蒸れと乾燥に弱いので、夏の暑い時期には涼しい時間帯にたっぷりと水を上げるようにします。

増やし方

クレヨンの先のような形をした雌器托が秋頃に形成されます↓
ジャゴケの雌器托
出典:Wikipedia
それが2~3月頃から長い柄を伸ばし、エノキダケのような形状になります。
この傘の内側に胞子嚢をつけます。

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これが裂けて胞子が飛び出し、雄器托で受精します。
雄器托↓
ジャゴケの雄器托
出典:Wikipedia
このような一連の受精の流れにより繁殖するため、マキゴケなどで増やすことはできません。
一度にたくさん増やしたい場合には、移植法がもっとも適していると言えます。

ジャゴケはマツタケのような香りがします

ジャゴケはマツタケの香り
見た目で敬遠する人も多いジャゴケですが、実はその香りはとてもすがすがしいです。
よくマツタケや松脂の香りに例えられます。

森の香り、サイプレスの香りにも似ています。
身近なものでいうと、少しヴェポラップに近いかもしれません。

スーッとした心地よい香りです。

もし、ジャゴケを見つけたらぜひ葉の先端をちぎって香りを嗅いでみてください。

管理人が偏見と独断で選ぶ、ジャゴケの最もオススメの利用法は

mosscoさん(@moss_mossco)がシェアした投稿


これはかなり悩みましたが・・・一番ぴったりきたのが、オープンな容器で育てるテラリウムかなと思います。
ジャゴケ特有の肌の感じ、触感、香り・・・全部楽しむためにはオープンな容器で育てるのがベストです。

また大量になってしまうと、嫌悪感を抱く方も少なくないと思いますので、庭植えなどには不向きかもしれません。
ヘビ柄のバッグ、的なほんの少しだけ取り入れるところにジャゴケの面白さが際立つのではないでしょうか。

ぜひ先入観を捨てて、ジャゴケを楽しんでみてくださいね♡

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